『ワンパンマン』のリメイク版が「となりのヤングジャンプ」で連載されるに至った背景には、村田雄介先生とONE先生の出会いがありました。
Web上での連載から始まったこの作品が、どのようにして新たな形で世に出ることとなったのか、その経緯について詳しく解説します。
となりのヤングジャンプでワンパンマンの連載が始まった経緯とは
『ワンパンマン』のリメイク版が「となりのヤングジャンプ」で連載されることになった背景には、村田雄介先生とONE先生の出会いがあります。
村田先生は、もともとWeb上で連載されていた『ワンパンマン』に魅了され、SNSを通じてONE先生に連絡を取り、作品のクオリティを高めるために自身が作画を担当するリメイク版を提案し、複数の出版社に持ち込みを行いました。
その結果、ヤングジャンプ編集部がその可能性を見出し、デジタルプラットフォームでの連載が決定。
リメイク版の『ワンパンマン』は、村田先生の精緻な作画と原作の持つユニークなストーリーが融合し、原作以上の人気を獲得しました。
これは、作画担当の村田先生が単なるリメイクではなく、原作の魅力を最大限に引き出し、さらに発展させることを目指した結果だと思われます。
村田先生のインタビューでは、このリメイクが実現した背景や、今後の漫画業界におけるSNSや新技術の重要性についても語られています。詳細は下記の記事で確認できますので、ぜひご覧ください。
「となりのヤングジャンプ」版ワンパンマンと原作の違い
WEB上で連載されているONE氏による原作版と、となりのヤングジャンプで連載されているリメイク版。
両者の違いについて、特にストーリー展開に関してはどういった違いがあるのでしょうか。
ストーリーの大筋に大きな差はない
まず、ストーリーの大筋に関して言えば、原作版とリメイク版には大きな差はありません。
原作版で描かれた基本的なプロットやキャラクター設定は、リメイク版でもほぼそのまま踏襲されています。そのため、両バージョンを比較した場合、主要なストーリーの進行に関しては共通点が多く、原作ファンでも違和感なくリメイク版を楽しむことができます。
オリジナルエピソードの追加
一方で、となりのヤングジャンプ版には、原作版にはないオリジナルエピソードが追加されています。
これらのエピソードは、物語の展開やキャラクターの描写を補完するために挿入されたものであり、原作版には見られない新たな要素となっています。このように、両バージョンは基本的に同じストーリーラインを持ちながらも、リメイク版では追加のエピソードが盛り込まれることで、より深く作品を楽しむことができる構成になっています。
リメイク版は、原作を既に読んだファンでも楽しめる内容になっています
ONE版ワンパンマンでのみ読めるエピソード
リメイク版ではいくつかのオリジナルエピソードが追加されていますが、逆にONE版ワンパンマンでしか読めないエピソードはあるのでしょうか。
ボロス編まで
まず、ボロス編までのストーリー展開に関しては、ONE版とリメイク版の間に大きな差はありません。
両バージョンともに同じ基本的なストーリーラインを持ち、主要な出来事やキャラクターの登場も一致しています。このため、この部分に関しては、どちらのバージョンを読んでも同じ物語を楽しむことができます。
ガロウ編
ガロウ編に進むと、大筋のストーリーは同じでありながら、リメイク版と原作版でストーリー展開に違いが現れます。
特に、終盤にかけてリメイク版ではオリジナルの展開が加えられており、戦闘シーンやキャラクターの動きが異なる形で描かれています。しかし、最終的な結末に関しては両バージョンともに同じです。
最後のサイタマ vs ガロウの戦闘シーンは全くの別物と言っていいほど変わってます
原作版のみで読めるエピソード
リメイク版は原作をベースに進行しているため、現在も原作版でしか読めないエピソードが存在します。
リメイク版の連載はまだ続いているため、将来的には追いつく可能性もありますが、最新のエピソードをいち早く楽しみたい場合は、ONE版ワンパンマンを読むのがおすすめです。
結論
リメイク版は原作のストーリー進行に準拠していますが、ところどころで異なる展開があり、同じエピソードでもONE版ワンパンマンでしか味わえない体験があります。
特にガロウ編では、内容が大きく異なり、正直別物と言っても過言ではありません。
『ワンパンマン』が好きな方には、リメイク版だけでなく、ONE版ワンパンマンもぜひ読んでみることをおすすめします。
どちらも話の構成がしっかりしているので、サクサク読んでいけます
まとめ
この記事を通じて、『ワンパンマン』のリメイク版が生まれた背景や、原作との違いについて理解が深まったことと思います。
村田雄介先生の作画とONE先生のストーリーが融合した新たな『ワンパンマン』を、ぜひ楽しんでください。
そして、まだ原作を読んでいない方も、オリジナル版ならではの魅力を発見してみてはいかがでしょうか。今後も『ワンパンマン』の世界がさらに広がっていくことを期待しましょう。
以上、最後までお読みいただきありがとうございます。